2010年11月14日日曜日

【XYZZYTips】「""」などの囲み文字を連続して入力したらカーソルを文字の間に移動させる

自分は開発作業で「XYZZY」というエディタを利用しているのですが、ネットとか見てると意外と利用者が多そうなので、自分で作ったスクリプトをちょっと公開してみようかと。

新人の頃に「"」などの囲み文字は「""」というように最初に対の形で入力して、その後に中身を書いていくという癖を付けられました。まあ、囲み文字を閉じ忘れるのにはいいと思うのですが、如何せんカーソルを一度戻して入力を続けるというのが結構面倒なんですよね。
今はPHPで仕事をしてるんですけど、PHPなんで当然HTMLタグとかも書いたりしてると、囲み文字が結構あって、その都度カーソル戻って入力するのが、結構嫌だった。

そこでXYZZYで「""」や「<>」と入力すると勝手に1文字分カーソルが戻ってくれるようなマクロを作りました。
こちらがソースになります。
;;囲み文字を入力したら、カーソルを戻して囲み文字の間にカーソルが入るようにする
(setq *backword-char-item-list* '((#\) "()") (#\] "[]") (#\} "{}") (#\' "\'\'") (#\" "\"\"") (#\> "<>")))
(defun backword-char-command-hook (list)
   (if (consp list)
      (let ((last-command (first (first list))) (back-key (first (rest (first list)))))
         (add-hook '*post-command-hook*
            #'(lambda()
               (if (and (eq *last-command-char* last-command)
                     (looking-back back-key)
                   ) (backward-char)))
         )
         (backword-char-command-hook (rest list))
      )
    ))
(backword-char-command-hook *backword-char-item-list*)
つたないコードですが、誰かの参考になれば幸いです。

2010年11月11日木曜日

脳を活性化する速読メソッド

脳を活性化する速読メソッド
呉 真由美
PHP研究所
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~速読とは脳の状態である~

(本書より) 著者はテレビに出てバッティングマシンで150kmのボールを打ち返したそうです。本書でもそのエピソードが少し紹介されており、これも著者曰く速読訓練の賜物だそうです。本書は、他の速読本のようにいくつかの速読トレーニングを紹介し、速読を身につけられる構成になっています。しかし、本書は「速読は技術ではなく脳の状態である」という趣旨で統一されており紹介されているトレーニングもそれを意識したものとなっています。
【読書メモ】
■本書で紹介しているトレーニング
  1. 読書速度の計測
    6秒間で読める文字数を計測して結果を10倍にして1分間の文字数を計測します。本書では、行末に文字数が書かれているページがあり、それを利用して読書速度を計測できるようになっています

  2. 眼筋と毛様体筋のトレーニング
    下記の3種類のトレーニングをそれぞれ6秒ずつ行い回数を計測する。
    このトレーニングは眼筋を鍛える事で血流を良くする事が目的です。
    1. 顔の左右に指を立てて左右交互に指を見る。
    2. 顔の上下に指を横に出して上下交互に指を見る。
    3. 顔の10cm後、30cm後に指を立てて手前、奥と交互に指を見る。

  3. 読まずに速く見るトレーニング
    本の文字を読まずに、上下の幅を意識しながら1ページ、1秒ぐらいのペースで本を「眺める」

  4. 脳をウニュウニュするトレーニング
    これをやると脳が「ウニュウニュ」した感じになります。これは脳が活性化している証拠です。
    1. 片手でこぶしを握り足をたたき、反対の手で足をスリスリする。
    2. 本に出てくるじゃんけんのパターンを声に出しながら手は負ける手を出す。

  5. 視機能を強化するトレーニング
    5 × 5 マス内にある数字を出来るだけ速く指指していき、時間を計測する
■その他のTips色々
  • 速読でも黙読でも、各自が抱く感想はそれぞれにきっと同じ。ただ、読む時間が短くなるだけのこと。
  • 多くの人が速読は技術だと思っていらっしゃるから、「いろいろなトレーニングをたくさんしないといけない」という誤解が生まれているのでしょう。しかし、「脳がもともと持っている本当の力を引き出す」という”いちばん肝心な部分”を理解しないで、それを抜きにどんなトレーニングをやってみても、おそらく速読と言える状態にはならないはずです。