2010年12月30日木曜日

脳を「見える化」する思考ノート

脳を「見える化」する思考ノート
午堂 登紀雄
ビジネス社
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~B5ノート一冊に、仕事もプライベートもすべての情報を書き込む~

メモ本ブームの昨今ですが、こちらの本は他のメモ本とは基本コンセプトが異なっており、他のメモ本を読んできた方々にも一読の価値があるかと思います。

この本で提案しているメモの方法の最大の特徴は時系列でメモを書かないということです。

本書で紹介されている方法は、1ページごとにテーマを書き込んでいき、新しいアイディアを思いついたら随時ページに書き足していくという方法です。

日頃メモを時系列に沿って記録しているんだけど、「何か思いついたアイディアが他のメモと一緒に時の流れに埋もれてしまう」という方は、この本に紹介されている方法を試してみてはいかがでしょうか。

【思考ノートの基本ルール】

2010年12月29日水曜日

はじめてのScala Swing ~SimpleGUIApplicationにはまる~

最近Scalaを学ぼうと思って、コップ本を購入しました。
とりあえず何か楽しそうなところからということで、ScalaのGUIプログラミングから始めました。
import scala.swing._

object FirstSwingApp extends SimpleGUIApplication {
 def top = new MainFrame {
  title = "First Swing App"
  contents = new Button {
   text = "Click me"
  }
 }
}

これを
C:\Study\Scala>scala FirstSwingApp.scala

として実行しようとしたら、何もおきずにプログラムが終了してしまった。
最初に何かを間違えてしまったのかと色々調べても一向に解決策が見つからない・・・。

結局
C:\Study\Scala>scalac FirstSwingApp.scala
C:\Study\Scala>scala FirstSwingApp

で無事実行することができた。
scalacでコンパイルしたプログラムはscalaコマンドで実行できるらしい。

2010年12月27日月曜日

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?
仕事は楽しいかね?
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デイル ドーテン
きこ書房
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もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイディアをくれるとして君はそれにふさわしいかな?

(本書より)

主人公は、足止めとなってしまった空港で一人の老人と出会います。その老人が主人公に成功するための秘訣を伝授していきます。彼は世間一般に知られている成功法を真っ向から否定し、代わりにたったひとつの原則とそれを実践するための方法を伝授します。

以上が基本的にはあらすじなんですが、老人の言葉のひとつひとつが奇妙な説得力を持っていて、読んでいてどんどひきつけられていきます。短編(小説というには長すぎる)小説としても十分楽しめる本だと思いました。

ただ本書を読んでいて、個人的に残念だなと思う点がひとつだけあるのです。

それは、本書には一貫してあるメッセージが込められていると思うのですが、それが少しオブラートに包まれすぎていて、読んでいてもイマイチ響いてこないなあという印象を持ってしまいました。

ちなみにそのメッセージとは「とにかく行動しろ!!」ということです。

まあ、あくまで私の主観ですが・・・・・。

ただ、老人が提案している原則とその実践法はとてもシンプルであり、本書を読むと「よし自分もやってやる」とモチベーションがあがること間違いなしですので、ぜひ本書を一度読んでみることをお勧めします。

【読書メモ】
アイディアを生み出す方法
リストを三つつくるんだ。
  1. 仕事上でやったミスを全部書き出すこと。

  2. 次は、問題点を書き出すこと。仕事に関してイライラすることを残らず並べるんだ。
    誰かほかの人が不平をもらしているのを聞いたことがあったら、それも書き出すこ。ヒーローになりたいなら他人の問題も解決しないとね。

  3. 最後に仕事に関してやっているすべてのことをリストアップすること。

  4. 2. 3. 1. の順番でリストに取り組む

  5. 問題点のリストを取り出し、その問題をどうすれば解決できるか「あらゆる事」を試してみる。
    • 例:アメリカのある教授は自分の息子の成績が悪いのが悩みだった。彼は成績優秀な教え子を観察することで、それまでにあまり知られていなかった成績向上の秘訣を見出した。そのノウハウをビジネスにつなげ成功した。
    • 『困難というのは、一つ一つが実地演習を始める合図だ。試すことは一つ一つが世の中への問いかけだ。答えというのは、一つ一つが旅だ。旅程の計画は人生に任せておけばいい。きみの仕事は光を集めることとカメラを持っていくことなんだから』(本書より)

  6. 仕事に関してやっていることのリストに別のアイディアを足し、新しいアイディアを生み出す。
    • アメリカの番組「六十ミニッツ」のプロデューサーは、テレビ番組に雑誌の要素を取り入れ、新しいスタイルの番組を作り上げた。
    • あらゆることを変えるには、まず<あらゆること>とは何かというリストをつくる必要がある。
    • 「きみは、仕事のひとつは報告書を書くことだと言ってたよね。そう言ったとたん、きみは研究すべき事柄を持ったことになる。報告書をペンで書かないとしたらどうなるか。重要なところをテープに録音したらどうなるか。報告書に各データについてはどうだろう。今とは違う方法を採れないだろうか。そういう報告書を、他者はどう扱っているのだろうか。(中略)ランチタイムに図書館へ行って、本や雑誌を書いている人たちがどんな風にデータを報告しているか調べてみるといい。
    • 多くの人々は自分の仕事をあまりにも狭いものに定義しすぎだ。工学技術を駆使した能力が町で一番なら自分より素晴らしいエンジニアはいないと思ってしまうんだ。だけど、優れたエンジニアであるためには、高い技術だけじゃなくいろんなものが必要だ。アイディアを売る能力もいる。みんなと一緒に働く能力も、話し合いをリードする能力も、無意味な話しあいを避ける能力も。
      ― 必要とされる能力は、それこそ何十もあるんだ。だからこそ、しなければならないことを全部、リストに書き出し続けることが重要になる。
      そして仕事を再定義し続け、リストをどんどん広げていかなければならないんだよ。-試してみることに失敗はない。

  7. 最後に仕事上でやったミスから、何か新しいアイディアを思いつけないか検討する
    • これは最後に取り組むべきリストだ。成績が<向上した>生徒のために取ってあるものだからね。ほかの二つのリストに取り組んで、それからこのリストに戻ること。それにこのリストに戻ってくるときは、感情や責任や怒りは横においておかなければならない。
      ― 過ちを見るときはね、感情を抜きにして見なくちゃいけないんだよね。
その他読書メモ
  • 「僕がいままでに掲げた目標が一つだけある。聞きたいかね?」"明日は今日と違う自分になる"だよ。
  • これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。"遊び感覚でいろいろやって成り行きを見守る"。
  • 必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ。
  • 他人を凌ぐ人物になるための二つのルール
    1. "適切な時"とか"完璧な機会"なんてものはないということ。
      これは<この場で><ただちに>始めるということだ。
    2. もう一つはパッと浮かぶ考えはたいてい使い古されたものだし、パッと浮かんだわけではない考えの多くもやっぱり使い古されてものだということ。とどのつまりこういうことだ。
<一か八かの賭けをしないなら、チャンスなど一つもない>
  • 本当の達成というのは、あるべき状態より良くあることなんだ。ただ良いだけじゃなく目を見張るようなものであること。
  • もし宇宙が信じられないようなすばらしいアイディアをくれるとして君はそれにふさわしいかな?
  • 『何もするな、そうすれば素晴らしいアイディアがやってくるだろう』じゃない。
    『<あらゆること>をしろ。素晴らしいアイディアは、どこからやってくるかわからないのだから』

2010年12月22日水曜日

lambda式の引数に値を渡す方法

忘れてしまうのでメモ
(lambda (a b) (+ a b))
というlambda式があったとして、この式の a、b の引数に値を渡すには
((lambda (a b) (+ a b)) 2 3)
という形で、値をlambda式ごと括弧で括ってしまえばよい。

2010年12月14日火曜日

弱者の兵法

弱者の兵法 野村流 必勝の人材育成論・組織論
野村 克也
アスペクト
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~プロフェッショナルの「プロ」とは、プロセスの「プロ」でもあるといえる。~

(本書より) あの野村監督(今は監督ではないですが、あえてこう呼ばせていただきます)が書いた人材&組織の本です。
タイトルからも想像できるように
  • 勝てる組織とは
  • プロフェッショナルとは
  • 人を育てるとは
など野村監督の監督・野球人としての哲学がギュッと詰め込まれた読み応えのある良書です(もちろん私の主観ですが)。
読んでいて感じたのですが、野村さんのプロフェッショナリズムや組織論というのは、あのサッカーのオシム氏のそれと非常に近い気がします。それだけに、是非一度この2人の対談を見てみたいですね。
それにしても、こうも哲学が似通っている2人のうち片方が日本を離れても未だにマスコミから意見を求められ、もう片方はヒールキャラになってしまっているのは何故なんですかね?スポーツの違いなのか、日本人と外国人の違いなのか、嫁がテレビに出てるのと出てないのの違いなのか・・・。
【読書メモ】
  1. 「中心なき組織は機能しない」。これは私が度々口にする組織論の大原則である。野球に限らず、中心的役割を担う人物の意識や言動は、組織内の意識や言動は、組織内のほかの人間に大きな影響を与える。
  2. 取り組み方 ― 真のプロと呼べるか否かは、そこにかかっていると私は思っている。いかにその仕事に全身全霊、全知全能をささげて取り組むことができるか。それを実践できる人間をプロフェッショナルと呼ぶのである。
  3. プロフェッショナルの「プロ」とは、プロセスの「プロ」でもあるといえる。プロセスによって、人間は成長するのである。
  4. プロにとって「満足は最大の敵」なのである。「満足」が「妥協」を生み、「これで精一杯だ」という「自己限定」につながってしまう。
  5. 「組織はリーダーの力量以上には伸びない」― これは組織論の大原則であり、長年プロ野球チームという組織に身を置いてきた私の実感である。
  6. 私は「失敗」と書いて「せいちょう(成長)」と読むことにしている。なぜなら、人は失敗することで多くを学ぶからである。失敗は成長を生み出すのだ。
  7. 自分が持っているノウハウや技術、理論を的確かつわかりやすく伝えるためには、「表現力」が必要不可欠なのだ。表現力遺憾で、選手の理解度は全く違ってくる。だからこそ、指導者は言葉を獲得しなければならない。
  8. 中国のことわざに、こういうものがある。
    財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すは上とする。
  9. 「優勝するにふさわしいチーム」とどういうものか。必ずしも選手個々の素質には恵まれていなくても、確固たるビジョンと哲学を持つ監督のもと、明確な意思統一がなされ、一丸となって戦うチームのことをいう。
  10. 「優勝するにふさわしいチーム」の条件とはなにか
    1. ひとつめは、「適材を適所に配置する」ということである。
    2. ふたつめは、「無形の力」を備えていることである。
  11. 個性は他人の納得と承認があってはじめて輝くものであり、世のため人のために役立ってこそ生きてくる個人の特性のことを指すのだと私は思っている。
  12. 無形の力とは文字どおり「かたちにならない力」、すなわち「目に見えない力」の事を指す。具体的にいえば「分析」、「観察」、「洞察」、「判断」、「決断」、「記憶」としてまとめられようか。
    ― 「分析」とはデータや情報を収集・分析し、研究することをいう。
    ― 「観察」とは、目に見えることから情報を引き出す行為だといっていい。
    ― 「洞察」は「目に見えないもの」から新たな情報を獲得する力のことを指す。その最たるものが、相手の心理を読むことである。
    ― 「判断」とはこうして得た情報をもとに、もっとも成功する確率の高い作成を選択することにほかならず、これらの行為を経た結果は、「記憶」として蓄積され、データを補足することになる。
    ― 「決断」は腹でする。
  13. 仕事を生きる糧としている以上、仕事と人生を切り離して考えることは不可能だ。仕事を通じて人間は成長し、人格が形成される。仕事を通して社会の恩恵に報いていく。それが生きることの意義である。
  14. 「進むときは上を向いて進め。暮らすときは下を向いて暮らせ」
  15. おのれの力を過信した時点で成長は止まる。
  16. 「人間は無視・賞賛・非難の段階で試される」
  17. 気づき、感じとる力がなければ、それまでなのだ。最初から教えてしまうと、この「気づき、感じ取る力」を奪ってしまうのである。
  18. もし「どうしたらいいのでしょう。どこが間違っているのでしょうか」と尋ねてくれば、そのときは絶対に突き放してはいけない。こうした機会こそ、徹底的に教え込みチャンスなのである。指導者がここですべきことは、自分で正解を見つけられるよう、自ら取り組もうとする意識を植えつけることである。そのために大切なのが「目標」を明確にさせることである。

2010年12月11日土曜日

見習いプログラマが読んだらジョブレベルがあがる10冊

先日見習いプログラマが読んだら、すぐにジョブレベルが上がる10冊 : ソースコードは飲み物です。を見て、反響が大きかったようなので自分も10冊リストアップしてみました。
自分が見習いの時期に読んで、実際にジョブレベルに直接関与したと思った本を選んでいるのでこれが誰かの役に立ってくれれば幸いです。
ちなみに、このリストは以下のような人たちをターゲットにしています。
  • 会社で研修を終えて、プログラムの基本的な組み方はなんとなくわかっている入社半年~1年ぐらいの新人。
  • Webベースのオープン系システムを開発している。

楽々ERDレッスン (CodeZine BOOKS)
(株)スターロジック 羽生 章洋
翔泳社
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データベース設計の本としては、かなりいいと思っています。俗に「名著」と呼ばれるものは、変に敷居が高かったりするんだけど、この本はとにかくわかり易かった。著者の主観が随所に盛り込まれていて、抵抗を感じる人もいるかもしれないけど、そういった点も含めて自分は好きです。

改訂新版 反復学習ソフト付き SQL書き方ドリル (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
羽生 章洋 和田 省二
技術評論社
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SQLに関しては、これ1冊マスターすればまず問題ないのではないでしょうか。SQLに関しては、SQLパズル 第2版 プログラミングが変わる書き方/考え方の方を薦める人もいると思いますが、自分で実際に練習できるソフトもついているという点で、自分は断然こちらの方がお薦めです。思うに見習いプログラマでなくても、この本に書かれているテクニックを知らない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?自分の会社では、この本が社内の本棚にあるにもかかわらず年上のエンジニアがここに書かれているテクニックを利用すれば簡単に解決する問題に悩んで相談してきたりするので「勉強しろよ!!」と密かに腹を立ててたりします。表向きには穏やかな表情をこころがけて丁寧に教えてたりするんですけどね。・・・・愚痴っぽくなってしまいました。

TIME HACKS!
TIME HACKS!
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小山 龍介
東洋経済新報社
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この業界残業するのが当たり前という風潮が他の業界に比べて多いのではないかと感じています。ただ、常に新しい技術にアンテナを張り、アルゴリズムなど基本的な教養も身につける必要があるエンジニアという職種は、業務以外の時間を確保して勉強することが重要だと常々感じております。というわけで、メリハリをつけてしっかりと集中して業務に取り組む習慣を身につけるためにも、これを含めて仕事術の本は色々読んでおいたほうがいいと思います。

速習Webデザイン 改訂新版 HTML & スタイルシート
栗原 明則
技術評論社
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戸惑いを感じなかったのですがHTMLは苦入社したての頃、プログラミングは大学である程度習っていたのでそんなに手でした。HTMLとスタイルシートはセットで覚えた方がいいだろうということで。この本が特別お薦めというわけではないですけど、スタイルシートのチュートリアル本を一冊やっておくのは大切だとおもいます。うちの会社のパッケージって未だにTABLEの中にTABLEを作って、表の線とかを作ってたりするので、テーブルレイアウトの本も読んでおくことを薦めたいところだけど今そういう本って全然売ってないんですよね。

AJAX Webアプリケーション アイデアブック
羽田野 太巳
秀和システム
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最近本屋の店頭に並んでいるAJAX本ってJQUERYなんかのAJAXフレームワーク本が多いんですよね。JavaScriptのDOM操作関数を直接利用する方法を知っておくべきということで選出しました。他にもいい本があるのかもしれないですけど、自分はこれ1冊で満足してしまったので、他のAJAX本は読んでいないんです(笑)。Ajaxデザインパターン ―ユーザビリティと開発効率の向上のためにとかも気になってはいるんですが・・・。

WEB+DB PRESS Vol.35
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技術評論社
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WEB+DB PRESS 総集編 [Vol.1~36]

技術評論社
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テスト本(テスト駆動開発本?)って色々出てるんですけど、それらよりも得るものが多かったと感じたのがこの号の特集記事でした。この特集の補足(?)にあたる連載:[動画で解説]和田卓人の“テスト駆動開発”講座|gihyo.jp … 技術評論社の記事も一緒に読んでおくとベターです。

正規表現ポケットリファレンス (POCKET REFERENCE)
宮前 竜也
技術評論社
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これも「この本がお薦め!!」というのではなく、「正規表現は大事!!」ということを言いたくて選びました。実はこの本持ってません(笑)。どんな本でもいいので、正規表現の基本が覚えたら正規表現パズルの問題を一通り自分で解いてみることをお薦めします。どっちかというとこっちのサイトがお薦め。

増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門
結城 浩
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「犬と猫は動物」という「オブジェクト指向」は実務ではあまり役に立たないですが、デザインパターンはやっぱり大事ということで選出。この本読んで感じたのは -デザインパターンとはいかにポリフォリズムを確保するかを突き詰めた定石集 -「犬と猫は動物」が「概念としてのオブジェクト指向」だとしたら、「機能としてのオブジェクト指向」を追求しているのがデザインパターンだ ということ。2つとも同じこと言ってるような気もするけど(笑)。

StrutsによるWebアプリケーションスーパーサンプル 第3版
高安 厚思 西川 麗
ソフトバンククリエイティブ
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「今更Struts?」と思う方も多々いると思いますが、元祖フレームワーク(?)だけあって、使っていてフレームワークの基本コンセプトが一番わかり易いのがStrutsではないかと思います。なんで、「一度は触ってみて」という意味も込めて選出。「XMLの設定めんどうくせ~」という部分も含めて一度は経験するべし。

オブジェクト指向設計の本はあえて入れませんでした。 というのは、以前Java系のプロジェクトをやっていたときクラス図とか一応書いたりしていたんですが、プロジェクトが佳境に入るとみんなER図しか見なくなっていたという悲しいエピソードを体験しており、やっぱりOOPよりDOAの方が実戦的なのかな?と思った経験があるからです。あとシーケンス図を書いたら、みんなpublicメソッドにロジックを詰め込んで、やたら大きなメソッドが出来上がるなんてこともありました。 5年ぐらい前の話なので、今はだいぶ状況は改善されているとは思いますが・・・。 あとフレームワーク上で開発していると、自然とレイヤアーキテクチャの形は確保されるので、新人の間はそんなにOOPを意識しなくってもいいのかな?という思いもあり、選出しませんでした。

2010年12月10日金曜日

1分間の日記で夢は必ずかなう

著者は「習慣教育の専門家」だそうです。著者はその専門領域ゆえに不登校になったり、心が弱っているような方とお会いする機会が多いらしく、そういった方々とお会いしているうちに彼らが「感じる力が弱い」、「夢がない」という共通点があると指摘しています。そして、そういった問題を克服する手段として「日記」を紹介しています。
なので、日記の書き方についてはもちろん、「夢を持つ」、「自分の感情を感じ取る力」の重要性について説くのにかなりのページを割いています。

【読書メモ】
■日記の書き方
書くことはたったの5つ!!
  1. 夢・目標
    1. 目標の書き方はなるべく具体的ではっきりと書くことが大切です。(本書より)
    2. 夢は考えるものではなく感じるものです。夢を理性で考え続けたら、あるときノルマになってしまいます。(本書より)
  2. やりたい事
  3. 今日の出来事
    1. 意外と小さな事実で何倍もの大きな妄想にふくらませてしまい、自分で自分を苦しめてしまっているのかもしれません。日記には事実と妄想は分けて記録しましょう。(本書より)
    2. 感情に対して正直になり、その感情を味わうことはとても大切なことです。
      でも感情を正直に書くあまり怒りやグチや恨みで日記が埋まってしまったのでは、せっかくの日記が「あなたの不幸をかなえる恨み日記」になってしまいます。思い切り感情を味わったあとは「感情に共感→肯定」でプラスで締めてください。(本書より)
  4. 今日の感謝
  5. 今日の成功法則・学びの言葉
    1. その日にあなたが発見したり考え付いた「あなた独自の成功法則」を記録しておきます。(本書より)
■その他の本書からの言葉色々
  • 意思を強く持つためには、実はコツがあります。それは「欲望」を強くするということです。「欲望」が強くなればなるほど、意思は強くなります。
  • 「愛情 = 理解 + 応援」
  • 今、自分自身はいったい何人の人のことを「理解」し、「応援」しているのだろうか?と自問自答すると自分はたくさんの人に理解と応援をしてもらってるくせに自分のことばかりで、あまり他人の理解と応援をしていいないことに気づきます。
  • 「自分が何を感じているか?」の問いに「正しい」、「正しくない」、「正解」、「不正解」なんてありません。
  • 大人の忙しい毎日を送っている日々ではありますが、実は楽しみと喜びが周囲にあふれているのです。
  • 忍耐は自分でも納得の上で輝かしい未来のために耐え忍ぶことです。
  • 理性は臆病です。理性は失敗を恐れます。でもだから理性は素晴らしいのです。
  • 怒りは「他人に対して、感謝が足りなくなっていること」、「自分が傲慢になってきていること」を教えてくれるのです。
  • 恐れを除くには、逃げずに行動し、正面からぶち当たる行動をすることです。そうすると恐れのほうが逃げていきます。
    もし失敗しても、逃げ続けるより最悪の結果になることはありません!何度もそういうことを重ねて、恐れは小さくなっていくのです。
  • 負けたときは、決まって周囲の人に不満を持っていたんだよね。監督への不満、指導への不満。それからは不満は持たないようにしよう。嘘でもいいから、事務の会長を好きになろうと思うようになった。そうしたらやっぱり結果は変わってくるんだよね。大事なことは油断大敵以上に不満大敵ということなんだよね。

2010年12月4日土曜日

もんじゃ焼きのおいしい焼き方

先日、嫁さんと2人でお好み焼き屋にいってきたのですが、そのとき久しぶりに「もんじゃ焼き」を注文しました。
あれの調理の仕方って
「なんとなくまぜてぐちゃぐちゃにする」
ぐらいの認識しかなくっていっつも「これっておいしいの?」という仕上がりになってしまうので、嫁さんの注文にドキドキしていたのですが、お店の店員さんが調理法を解説しながらつくってくれたんです!!
店員さんからの調理法は以下の通り。
  1. 野菜を先に炒める。このとき、ヘラを使って野菜を細かく刻んでおく。
  2. 野菜に火が通ってきたら、野菜をドーナツ状に配置する。
  3. もんじゃの生地の液体に、もんじゃのたれを入れる。
  4. ドーナツ状に配置された野菜の中心に生地の液体を入れる。このとき液体を一気にいれるのではなく、スプーン3、4杯ぐらいずつ入れるようにする。
  5. 生地にとろみがでてきたら、野菜の中心を広げつつ生地の液を足していく。
  6. 最後にもんじゃにソースをかけてかき混ぜてできあがり。
ポイントは野菜をドーナツ状に配置したときに、最初は中心の円がなるべく小さくなるようにすることと生地の液は少しずついれることだそうです。 「もんじゃっていっつも失敗するんだよな~」という同胞の方の参考になれば。