2013年12月14日土曜日

Agile Samurai Base Camp に行ってきました。

12/8(日)に Agile Samurai Base Camp という勉強会に出席してました。その内容について書いておきます。

会のコンセプト

Agile Samurai Base Campは、アジャイルサムライを読んで実践したいと悩んでいる人成果がでないと悩んでいる人のためのアジャイル開発についての入門者向け大規模セミナーです。
 となっており、インセプションデッキ、TDDグループに別れて実習を行うという形式で行われました。ちなみに、自分はインセプションデッキグループに入りました。

ラスマセンさんのビデオメッセージ

原著者のジョナサン・ラスマセンさんからのメッセージがありました。
内容は
  1. 今日学んだことを他の人と共有しよう
  2. 常により良い方法を探し続けよう
  3. 楽しもう
というものでした。

基調講演 by 角谷信太郎さん

スライドはこちら

基調講演として、アジャイルサムライ監訳者の角谷信太郎さんの講演がありました。
内容を要約すると
  1. アジャイルサムライという本で提示されているゴールとは?
    → お客さんにとって価値ある成果(テスト済みであり、実際に利用することができるソフトウェア)を毎週
    (毎週というのは少し語弊があって、実際には決められた期間で定期的に)届けるということ
  2.  そして1. を実現するためには顧客(何を提供するかを決める人)と開発チーム(実現する人)たちが一丸となる必要がある。顧客と開発が一丸となっているのがアジャイルチームである。
  3. ラスマスンはなぜ「アジャイルサムライ」を書こうと思ったのか?
    → アジャイルに関する本は既に色々あったが、どれも一部のトピックについて触れているだけか、内容が難しいものばかりだった。そこで、アジャイルに関するトピックを包括的に扱いかつ、自分独自のアイディアである「インセプションデッキ」について書かれた本を書こうと思った。
  4. なぜ「サムライ」?
    → ラスマセンさんは「ピースフルウォーリア」という本に登場する戦士の教えは、そのままソフトウェア開発に通じるものがあると考えていて、当初は「アジャイルウォーリア」という名前にしようと思ったのだが、「ピースフルウォーリア」という本に登場する概念を説明したところ「サムライ」の方が伝わるのではないかという話しになって、タイトルが変わった。
  5. アジャイルであるとは
    開発がアジャイルであるということは、協調を重んじる環境で、フィードバックに基づいた調整を行い続けるということである
    という言葉がとても的を得ている。特に「協調」しているかどうかがとても大事。
  6. 自分は「アジャイル」開発の勉強会などの啓蒙活動を10年近くやってきて、最近ようやく普及しはじめている。だから今日来たみんなにはぜひ今日やったことを「共有する」ということをやって、この輪が少しでも広がるようにしてほしい。
ということでした。内容を要約してしまうと、中々伝わりづらいのですが角谷さんの講演はとても熱くこれを生で聴けただけでも、価値ある一時を過ごせたと感じました。

インセプションデッキ実習

西村直人さんからインセプションデッキについて説明

スライドはこちら

インセプションデッキを作ってみよう

iPhone、アジャイルサムライ、アメブロ(だったかな)という3つのお題の中から好きなものを選んで実際にエレベータピッチを作ってみた。
エレベータピッチというとアジャイルサムライにものっているフォーマットがあるんだけど、今回はそれに沿ってやるというより、
  1. どんな課題を説いてくれる?
  2. どんな人が嬉しいの?
  3. 何が嬉しいの?
  4. これが無ければ何を使う?
  5. これを使うべき理由は?
という質問に答えながらキャッチコピーを考えるという形でエレベータピッチを作ってみました。
自分はiPhoneを選んだのですが、先にキャッチコピーの方が浮かんでしまい、それに5つの質問の答えをこじつけるという方法で、考えてしまったのでイマイチだったかもしれません。
書いた内容について、同じお題を選んだ人同士で比較してみたのですが、
  1. おしゃれなスマホ
  2. 記録ツール
  3. PCの代替品
と人によって、フォーカスしている点が異なっていて「あ~、人の認識ってやっぱり違ってくるのね~」ということが経験できたのは、とても大きかったです。



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